またまた、1ヶ月振りの更新になってしまった・・・(⊃Д`…スンマソン!
今回書きたいのは殺陣付けについてです。
どんな作品をやっていても、アクションがあれば必ず動きを付けなければならないので、
殺陣付けは必ずあります。
作品やアクション監督、殺陣師によってやり方も違いますが、
AACやパワレンでのスタイルは、参加するスタントマンとアクション監督、
スタントコーディネーターなどアクション関係者全員でアイディアを出しながら、
あーでもない、こーでもないと組み立てては、崩し、足しては、削りして作っていきます。
ここで完成した流れを持って現場に挑むわけですが、
ここまでで一生懸命作った殺陣やスタントも現場の状況や役者さんの動き、
天候や撮影時間などにより、臨機応変に変えていかなければなりません。
ここで、いいアイディアやカッコイイ動きも泣く泣く捨てざるを得ない事も多々あります(;T^Tヾ
しかし、これが後々の作品の為の引き出しになったりもします♪
で、自分的に殺陣付けの難しいところは、人がやるアクションを考える時・・・
自分の殺陣は何ができる、これはできない、ワイヤーならこうなる、
ここまでならチャレンジできる・・・と、いろいろ膨らませることもできるのですが、
他のスタントマンにやってもらう殺陣やスタントの時は、あの人ならこれできるかな?
あの人だとこういうのやらせた方がいいかな?
自分にはできないけど、あの人ならこんなん出来るのでは?
あの役者さんなら・・・といろいろ考えなければいけないところ(;≧Д≦ゝ
これ・・・自分はとっても苦手です(‾_‾;
若い頃は自分が何やるかだけ考えてれば良かったんですが、
おっさんスタントマンはこーいうことも、たくさん考えなければならないのです。
でも、こうやってあーだこーだと考えて、作った殺陣が映像として、
またはライブの舞台本番で形になった時に・・・おーっ❤となる時があるのです!
・・・時にはならない時もあるけど・・・(それは自分の力不足と受け止めます;´Д`ヾ)
そして、これは一回できたらもう大丈夫という訳ではなく、
何回やっても、失敗しても、成功しても、毎回悩み、考え、努力しなければならないのです。
大変だけど、楽しいお仕事なのです♪
さて、これは過去にやった某作品の殺陣付けの映像。
このまま採用されたわけではないけど、わかっちゃうかな?