今回は怪我ってどっからどこまで・・・というお話です。
自分達が現場で「怪我したっ!」って言う基準にも、やっぱり個人差があります。
その差は良いとか悪いとかとは関係なく存在します。
まず・・・一般的に怪我ってどっからどこまででしょう?
血が出たら怪我?
腫れたら怪我?
痛かったら怪我?
動けなかったら怪我?
辞書によると
「不注意・不測の事態などのため、身体を傷つけること。また、その傷。」
とあります。
これは辞書による「怪我」です。
こしげのいう怪我は・・・動けないのが怪我です。
これは悪魔でもこしげの定義です!
皆さん!間違っても真似しないように!
自分の中では痛いけど動けるものと、痛くて動けない物があります。
これは自分の中で働けるのか?働けないのか?と=な所があります。
怪我って何ぞやっていうと、辞書では
「不注意・不測の事態などのため、身体を傷つけること。また、その傷。」
となります。
すなわち、不注意、不測の事態というのは「自分の」というのが付くと思われ、
それは全て自己責任ではないかと思われます。
でも、実際は違います!
それぞれの立場や、現場の状況によって現場で無理ですというのは
無理な状況ももちろん発生します。
しかし!やってしまったら、その瞬間から自分の責任になってしまうというのも現実です。
ということは・・・
怪我をする前に言ったか、言わなかったか?
・・・なんて話にするのは悲しすぎやしませんか?
ただでさえ、こんな仕事に着く人間は周りからはぐれ、
なんやかんや言われながら、好きなだけでがんばってるのに・・・
一体自分は何が言いたいんでしょう・・・ハハハ、解からなくなって来ました!
でも、スタントやってる人が怪我したって言うくらいだから、
その時はやっぱり大変なんだと思います。
ちょっとやそっとじゃ、怪我だなんだと言わないですから("`ー´v
そんな自分たちを応援してくれる方がいらっしゃるのなら、これからもよろしくお願いします!
これに関しては、是非同業者の声も聞きたいですね!
というか、いろんな声を聞きたいです♪
コメント (16)
こしげさん、こんにちは。
えっと、うまく書けるか自信がないんですが・・・
今回、あらためて「スタント」という仕事は大変なんだなぁと思いました。
私なんかは、血が出ただけですぐ「ケガした」とか思うのですが、こしげさん達の世界ではそうでは無い、血がでたぐらいで騒いでたら仕事にならないですもんね。
今回のブログを読んで、一つ思い出した事があります。
私の友達の、友達の、もと彼氏(ややこしくてすみませんm(__)m)
その彼氏がスタントマンをしていたそうで、その友達の友達いわく「彼と付き合っていた時は、切なくてしかたなかった。いつどんなケガするか、心配ばかりしてた」と言っていました。
で、何が言いたいかというと、ケガはしないでほしいです。
難しいとは思いますが・・・すごいアクションとか見たいけど、ケガはやっぱり心配です。
でもケガは付きものなんでしょうね・・・ケガしても元気なら良いです・・うん。
これからも応援していきます、でも、ケガには気をつけてくださいね。
投稿者: raada | 2007年06月03日 23:18
日時: 2007年06月03日 23:18
>raada
スイマセンねぇ・・・今回はなんか笑えないブログ?(-_-;
「怪我はしないでほしい」という気持ちは良く分かります!
周りのスタッフや家族、彼女、彼氏、スタント仲間含めて
怪我してほしいと思ってる人はいません。
ましてや自分達が一番怪我はしたくないし・・・
なので、怪我をせずに凄いアクションをやる為に
日々練習を重ねて、現場では予想できる限りの危険には備えます。
それでも怪我はしてしまいます。
こうなると、日常生活で皆さんがしてしまう怪我と
さほど変わらない頻度で起きている?
・・・なわけないか?(;´ー`A スイマセン。
でも、一般の方達よりは怪我しないようにする能力に
長けているはずの自分達が十分気を付けあって、
なおかつ凄いアクションを目指してがんばっております!
「心配するな」とは言いません。
でも、応援してもらえると嬉しいです!
今回の内容はちょっとコメントしずらかったと思いますが、
勇気あるコメントありがとうございました!
実は自分的にはこういう声も聞けると結構嬉しいのです♪
出来れば次回は笑えるブログを・・・
投稿者: こしげ | 2007年06月04日 06:04
日時: 2007年06月04日 06:04
こんにちは!
写真の腕が、痛々しいです(><)
私にとっての怪我は、やってしまった瞬間の痛みは別として、それが続くならもう怪我☆
よくやる火傷も包丁で切った傷も、次の日に痛みが残るようなら、怪我したと友人に泣きつきます(^^ゞ
こしげさんにとっての怪我は動けない(仕事できない)なんですね。
不注意は自己責任な部分もあるけど、不測の事態は自己責任ではない気がします。
でも、スタントさんや、それに関わる方たちは、その不測の事態をできるだけ無くそうと日々努力しているんですね。
それでも、起きてしまうその世界は本当に大変ですね!
アクション大好きな私にとって、スタントをしている方々それに関わる方々は偉大で、なくてはならない方たちです♪
そんな世界で頑張っているこしげさんを、もちろん応援していきます☆
投稿者: じゅりん | 2007年06月04日 09:31
日時: 2007年06月04日 09:31
こういったお仕事の方が「怪我をした」というときは、やはり「動けない」状態なんですね、そういう時はお大事になさってくださいね。
生命に直結するお仕事だからでしょうけど、「不測の事態」まで自己責任にするとは手厳しいですね。
そういえば知り合いのバイク競技をされる方は、よく「傷めた」という表現をしましたが、「怪我をした」とは言いませんでしたね。
それに似てるんでしょうか?
投稿者: ジョン子 | 2007年06月04日 11:45
日時: 2007年06月04日 11:45
こしげさん、こんにちは。
身体が資本、とはよくいう言葉ですが、文字どおりそれでお仕事ができなくなってしまうのは、ほんとうに切ないですね。
わたしの周囲にも、身体が資本の職業を選んだ人たちがいます。
第三者としてはつい、怪我をしたその瞬間の痛み、苦しみに同情してしまうのですが、本人は何よりも、仕事を続けられなかったことを痛々しいほどに後悔していたり…
後に残った仲間に、済まないと何度も詫びる姿を、見たことがあって…
でも、変なところで我慢してしまって、それであとあとまで故障した状態になってしまっても困りますよね。
万一のときには仲間に頼ってでも自分を守ってほしい、その代り仲間の万一のときには力を貸してあげればいいと思っているのですが、やっぱりそれは甘いんでしょうね。
わたしも目のさめるようなアクションを期待している無責任なファンの一人ではありますが、でも、怪我をしないでほしい、安全のために最大限努力してほしいといつも願っています。
投稿者: maki | 2007年06月04日 13:05
日時: 2007年06月04日 13:05
>じゅりん
コメントありがとうございます!
あの写真は今回の脱臼癖を治す為の手術後の写真です。
完璧に治るよう、ただいま静養&リハビリ中です♪
今回自分が言ってるのは「スタントマン」の怪我についてです。
みなさんにとっては痛ければもちろん怪我ですよ(;´ロ`/
不測の事態は出来れば避けたい・・・
予測して回避できるかどうかもスタントマンの腕だと思っています。
そういう意味で自己責任かと。
こんなにまっすぐ応援してもらってはがんばらない訳には行きません!
これからもAACをよろしくお願いします!!
投稿者: こしげ | 2007年06月04日 19:27
日時: 2007年06月04日 19:27
>ジョン子
ありがとうございます!
怪我をして動けない時はちゃんと休むようになりました。
とはいっても、本当に動けないと思った時なんですけど・・・
例えば捻挫なんかは怪我に入らないんですよね、自分的には。
テーピングで固めて、ちゃんと自分で制御して動いてる分には
痛くても治っていくんですよ!(-_-; オススメハデキマセンガ・・・
医者や専門の方が聞いたら、目くじら立てて怒るんでしょうか?
もし、そうだったらごめんなさい!!
まぁ、「怪我したと」言わないのは意地でしょうね(笑)
プロの意地みたいな。
でも、最近こういう意地を持ったスタントマンも
減って来た様な気がします。
意地っ張りも困りもんは困りもんですが・・・ね!
投稿者: こしげ | 2007年06月04日 19:38
日時: 2007年06月04日 19:38
>maki
いらっしゃいませ!
そうですねー。
目の前で誰かが怪我をした時は、普通その場での痛みや苦しみに
同情して、何とかしてあげたいと思いますよね~。
うちらも勿論そうも思うんですが、
それより先に彼(彼女)が怪我して現場に迷惑を掛けて
申し訳ないとか思わずに、怪我を治す事を最優先に考えられるよう
気を使います。
なぜなら、自分が怪我した方の立場なら現場に迷惑掛けて
申し訳ないと真っ先に考えてしまうし、
自分が出来なかった仕事を誰かにやってもらわなきゃ
いけなくなったなどと考えるからです。
やっぱり申し訳ないです・・・
makiさんが見た方もそういう気持ちだったんだと思います。
前シーズン初めて肩を脱臼した時は現場に肩を入れれる人もいなかったので、
周りに心配も掛けたくないし、上に書いたような気遣いもさせたくなかったので、
「ごめん!ちょっと肩入れてくるから後頼むわ!」
と笑顔で病院へ向かいました。
それが自分に出来る唯一の仕事だったので。
それから1週間程仕事に穴を空け、仲間達に迷惑掛けました。
が、makiさんが言うように困った時はお互い様で
いいのではないでしょうか?
誰かが足を怪我したら、走れる奴が走ればいいんです!
誰かが声出せないなら、声のでかい奴が叫べばいいんです!
そう思えれば怪我しても安心して休めるし、
誰かが怪我しても「心配すんな!」と言って送り出してやれます。
と、自分は思っています。
ちなみにお客さんは無責任に期待だけしていいんじゃないですかね?
それはお客の特権だと思いますよ(゚ー⌒♭
期待に応えられるよう、これからもがんばります!
投稿者: こしげ | 2007年06月04日 20:27
日時: 2007年06月04日 20:27
前述のライダーから聞いたんですが、日常的にトレーニングをしているアスリートは、動かないことは却ってカラダに悪いそうです(笑)。
「傷めた」付近の筋力も落とさないように、トレーニングを続けながら治すんだと言ってました。
だから・・・
>医者や専門の方が聞いたら、目くじら立てて怒るんでしょうか?
なんてことはありませんよ。
とかいって、こんなことはとっくにご存知ですよねー。
無責任な期待でもって、カッコイイアクション!楽しみにしてます♪
投稿者: ジョン子 | 2007年06月05日 11:17
日時: 2007年06月05日 11:17
>ジョン子
あ・・・知りませんでした(;´ー`A
いつも怪我が治り次第動けるようにと体動かしながら治そうとするから、
治りが遅くなったり、不完全になってるのでは?
とか、こっそり思ってました(汗)
ちょっと安心。
無責任でドーン!と来て下さい!
自分も無責任で(ダメじゃん)アクションを楽しみます!
(それもどうよ・・・?)
投稿者: こしげ | 2007年06月05日 14:32
日時: 2007年06月05日 14:32
でも楽しむのが一番大切ですよね。
Enjoy!
投稿者: maki | 2007年06月05日 18:14
日時: 2007年06月05日 18:14
>maki
はい!誰よりも楽しみます("`ー´/
こんな私のアクションをこれからもヨロシク!!
投稿者: こしげ | 2007年06月06日 05:44
日時: 2007年06月06日 05:44
こしげさんはじめまして。
私が大好きなアクションの方が、撮影中にまさしく「不慮の」事態で大怪我をなさったことがありました。
それを聞いたときには応援している側として悲しく切なく、涙が出ました。
視聴者として、素晴らしいアクションを見られれば喝采を送りますし、もっと見たいと思います。
それによって、演じる側を追い詰めることになってしまうんじゃないか、もっと高度なアクションのために危険を冒すことになってしまうんじゃないか、と…悲しくなりました。
今思えば傲慢かとも思いますが。
こしげさんのこの記事を読んで、なにやらストンと腑に落ちた感じがします。
見る側は純粋に無責任に、素晴らしいアクションを期待します!
でも、ご無事を祈らずにはいられません。
ご自分のためにお仕事のために、ちょっとだけファンのために、ご自愛なさってくださいね。
投稿者: とうこ | 2007年06月06日 08:32
日時: 2007年06月06日 08:32
>とうこ
はじめまして!
>私が大好きなアクションの方が、撮影中にまさしく「不慮の」事態で
>大怪我をなさったことがありました。
>それを聞いたときには応援している側として悲しく切なく、涙が出ました。
わかります!その気持ち!
今でこそアクションを演じる側になりましたが、自分が中学生だった頃。
ジャッキー・チェンの大ファンだった自分も同じような気持ちになりました。
知ってる人は知ってると思いますが、『サンダーアーム』という作品の
撮影中にユーゴスラビアでジャッキーが頭蓋骨骨折!というニュースが!
この時は自分もどうしようかと・・・
実際自分にはどうにもこうにも出来ないんですけどね(;´ー`ヾ オカシナハナシダ。
でも、そんな気持ちになってひどく動揺した事をよく覚えています。
でも、それでも復帰したジャッキーには今迄通り、
いや、今迄以上のアクションを期待しましたが、さすがジャッキー!
ちゃんと応えてくれました!
とうこさんも遠慮なく無責任で期待して下さい!
むしろ期待されなくなるとがんばり甲斐がありません!
皆さんの期待はある意味自分達のエネルギーの一つですから!
自分達も怪我には充分配慮してがんばります!
これからもよろしくお願いします!
投稿者: こしげ | 2007年06月06日 11:04
日時: 2007年06月06日 11:04
『誰もみたことがない』ようなスゴいアクション!
ファンとしては、そういうのにドキドキワクワクですが
その舞台裏で『怪我』っていう大きなリスクを抱えて皆さんがやってらっしゃるのは事実ですよね。
『全ては自己責任』、
そういいきれるプロ意識とそこであえて何も言わないっていうのは男前(笑)だな~と思う反面、
一ファンとしては「もうちょっと言ったほうがいいんじゃないの?」と思うこともあるので
こういう話題を書いて下さるこしげさんの姿勢には感謝です。
というのも100%怪我をなくすことは無理でしょうが
そのリスクを下げることは可能だと思うので。
NZと日本では撮影環境もだいぶ違うとは思いますが、
映像は総合芸術=チームワークです。
リスクの高いことをやるためには、製作スタッフ全体が安全意識を共有してなければ、負わなくてもいいリスクを負ってしまう恐れがあるんじゃないか?と思うのです。
(多分皆さんがそれも承知で、でも最終的に自分でやるといったなら全てを引き受けてらっしゃるのにはただただ頭が下がりますが。ぶっちゃけそれって『手柄はアンタ、責任はオレ』状態になってませんか?)
それを避けるためには、スタントマンももっとモノを言ってもいいんじゃないかなーと私は思うんですよ。
(シロウトが偉そうにすみません(^^;)
最近は、きちんと『アクション監督』がクレジットされるような作品も増えてきているので、
そういう意味では環境も多少はよくなってきているのでしょうか?
もっとカッコいい作品を安全に創っていただくために、是非ともそうあって欲しいと思います。
投稿者: まりも | 2007年06月06日 11:55
日時: 2007年06月06日 11:55
>まりも
いやいや・・・あまり大きな声ではいえませんが、
『誰もみたことがない』ようなスゴいアクション!は、
なかなか出来ません(-_-; ドリョクハシテマスガ・・・
でも、そこをやろうと思うとやっぱり未知の領域なので、
危険の予測が難しく、怪我の可能性はやっぱり増えてしまうとは思います。
そこをひとつ!
一生懸命無い頭使って、トレーニングして無謀なチャレンジではなく
地道に築き上げるアクションで出来る限りの安全確保と
新しいアクションへのチャレンジが確立出来れば理想的!?
・・・実際は難しいです。
その作品の為のリハーサル期間とか現場でのテストや
セッティングの時間とか諸々・・・どれをとっても足りません。
そうなってくると個人個人が現場に持ち込めるスキルを高めて
それを寄せ集める中で何か見えてくることがあります。
そっちの方法が今のところ現実的かなと思います。
でも、それで出来る事って知れてるんですよねー・・・
本当の意味で新しいアクションとなると
作品丸ごとがんばっていかなきゃやっぱり無理だと思います。
結局できねぇのかよ!?
って話ですが、そんな中でみんながんばっておりますので
きっと何か出てくると思います。
信じて待ちましょう(;´ー`ゞ
「手柄はあんた!責任は俺!」
1回言ってみたいですねぇ♪
これも知ってる人は知ってると思いますが、
「プロジェクトA」でのジャッキーの台詞です。
その台詞を吐いた上で、ちゃんとやる事をやってる人は
お呼びが掛かるんですよね!
今度言ってみようかな?現場で(゚ー⌒v
2度と呼ばれなかったりして・・・
でもね!
スタッフ全員の責任にしなきゃスタントできないんじゃ、
出来ないですよ!特に日本では!
それこそ「手柄はあんた!責任は俺!」ってガンガン言って
現場で押せるくらいじゃないと日本ではスタントできないような気がします。
悲しいですが・・・
でも、最近日本の現場もスタントに対して、
対応が良くなりつつあると思いますよ!
去年日本に帰って、仕事してそう思いました。
そこが良くなってゆけば怪我も減っていくと思います!
悲観せず見守って下さい!
これからもがんばりましゅ!!(*`ー´/
投稿者: こしげ | 2007年06月06日 17:57
日時: 2007年06月06日 17:57